時間はお金、ピンハネは命の搾取


映画TIME
時間=お金=命
資本主義のデメリット



1.いろいろとおかしい世の中・社会正義の不在

先日、マイケル・ムーア監督のキャピタリズムという映画を見たのですが、色々と思うとことがありました。

by カエレバ

結局資本主義は、もともと金持ちである一部の人間にのみメリットがあって、大多数の人にはメリットがありません。

資本主義の定義から言って、資本を持っている人と、資本を持たず労働力しか売るものを持っていない人との間では最初から差が生じ、この差は拡大していくばかりです。

Wikiペディアより資本主義

貧乏な人でも努力すればいつか金持ちになれるというのは金持ちが流している幻想に過ぎません。

残念ながら我々のような、失礼しました(笑)私のような貧乏人は、努力しようが何をしようが一生貧乏から抜け出せることはなく、金持ちになるなんてのはまったくの夢物語なわけです。

毎月生活していくのにぎりぎりの給料しかもらえないのに、どうやって資本を蓄積したらいいのでしょうか?

現状を打破するには一揆や革命しか無いのでしょうが、日本人の温厚な国民性のせいでしょうか、残念ながらまだまだ革命の起こる気配はしません(笑)

中小企業が潰れそうになっても誰も助けてくれないのに、JALが潰れそうになったり銀行が潰れそうになったら私たちの税金で救済されるというのはどう考えてもおかしいですし、公平ではありません。

それではぜんぜん自由競争ではないです。

自由競争の世界では企業は泳ぐか沈むかのどちらかなのに、力もお金もある大企業だけ潰れそうになったら救済されるのはずるいです。

大企業を救うんでしたら自己破産した個人や、経営難の中小企業も救わなければ社会正義に反するのではないでしょうか。

放射能をまき散らしながらも私たちの税金で救済されのうのうと存続している東電、20年間も粉飾決算を行い世界中の投資家を騙し続けてきたにもかかわらず上場廃止にすらならないオリンパス、ティッシュやトイレットペーパーを数えきれないくらい売って得た利益をトイレットペーパーの1つも作ったことが無いくせにカジノで散財した大王製紙の元会長、なにか今の世の中は金持ちに甘く、庶民に厳しい非常に不平等で不公平なものであると感じます。

そんな現状を見ていると、世の中とお付き合いするのが嫌になります。






2.時間はお金

映画TIMEが2012年の1月か2月に公開になるのですが、この映画の世界では、人々は26歳以降年を取らなくなり、そのかわり腕に残り時間がデジタル表示され、残り時間がゼロになると死ぬという仕組みになっています。

コーヒーや電車も支払いはお金で無く時間でしますし、給料もお金ではなく時間で受け取ります。

この映画の世界では

時間=お金

なわけです。

ですから貧乏な人はすぐ死にますし、金持ちは時間をいっぱい持ってますから100年以上生き続けたりします。

ここまでは映画の中の世界、いわば作りものの世界の話なのですが、現代社会でも、よくよく考えたら

時間=お金

なわけです。

というのは、時給で働いている人は例えば時給800円の仕事でしたら1時間=800円なわけですし、月給制で働いている人も年収を一年間の労働時間で割れば時給換算できますからやっぱり時間=お金なわけです。

そして多くの人はこの時給を1円でも上げようと昇進・昇給するよう頑張ったり、転職してもっといい給料の仕事につこうと血眼になっているわけですが、それはこの記事とは直接関係有りませんので触れません。

そして時間をずっと売り続けていると最後には老人になって死にますので、

時間=命

ということも言えると思います。

まとめると

時間=お金=命

なわけです。

そしてここからが肝心なわけですが、労働者として働いていると、バイトや派遣のフリーター、正社員にかかわらず生産した富の半分程度はピンハネされます。

給料が10万の人は10万円、20万円の人は20万円、毎月毎月ピンハネされるわけです。

そうしないと社長や役員連中は良い給料をもらっていい暮らしができなくなりますから仕方のないことなのです。

そして時間=お金=命ですから、お金をピンハネすることは、労働者の命を吸い取ってることに等しいのです。

会社の創業者一族や役員連中は労働者の命を吸い取ることで、リッチな暮らしを実現しているわけです。


もっと端的に言うと 会社の創業者一族や役員連中は労働者のを殺すことによって、、リッチな暮らしを実現しているわけです。

実際映画TIMEの中では貧乏人を文字通り殺すことによって、金持ちはリッチな暮らしと長い寿命を享受しているようですし。

ピンハネはお金を搾取することだと思っていましたが、実際は命を搾取することだったのです。

本来ならばあってはならないことなのですが、現代社会ではピンハネも搾取も堂々とまかり通っています。

私は誰も搾取したくないし、誰にも搾取されたくない。

そんな当たり前のことも実現するのが難しい現代社会・・・・。

はやくこんなふざけた時代が終わって、権力者や富裕層ではなく大衆が幸せに暮らせる時代が来るといいと切に思います。

キャピタリズムをレンタルするには



がお勧めです。






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